九州から関東にかけて、日本列島を横断するように・・・
仙台は惜しくも金環食を見ることができるベルト地帯から少し外れていたので、部分日食ということになりました。それでも太陽の9割以上が月に隠されるというので、少し期待していました。
朝6時23分から欠け始め、7時40分に最大食分0.929、そして9時09分に終了・・・という感じ。
天気は快晴というわけではなかったけれど、まずまず。
朝7時ちょっと前に家を出て、自転車で片平へ出勤。
カメラを手に、東北大片平キャンパス内をうろうろしながら、撮影ポイントを探しました。
日食を直接見るためのめがねはもちろん、太陽撮影用のND(減光)フィルターなんかも売っていたようですが、そのようなグッズはまったく準備していなかったので、直接太陽を見ずに日食を楽しむ作戦を練りました。
厚紙か何かにピンホールを開けて、地面に投影して楽しむ・・・という手も考えましたが、その準備すら面倒、ということで「自然のピンホール」、つまり木漏れ日の形を楽しむことにしました。
これならまったく準備不要。ただ、いいポイントを探すだけ。
まずは、単純にアスファルトの道路。
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写真奥の左手が流体研、右手が多元研、そして背後の右がさくらホール、左が大学生協片平売店です。
木漏れ日の、光のスポットひとつひとつが大きく欠けた太陽の形を投影しています。
これは意外と楽しめそう。
片平さくらホールの玄関前に移動です。
玄関前には桜の木があり、朝はちょうどその桜の木を通して木漏れ日が当たります。絶好のコンディションです。
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建物の壁に当たる木漏れ日が、みな欠けた太陽の形をしています。
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ということで、ツツジの花と欠けた太陽の木漏れ日です。
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また少し、片平キャンパス内を歩いてみます。ふと、芝生の上に・・・
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近づいても逃げません。
日食となにか関係があるのでしょうか?
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日食を避けて?・・・それは考えすぎでしょうが。
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このあと、8時ちょっと過ぎくらいまでカメラ片手にうろうろと歩き回り、まだ太陽は欠けていましたが完全に戻る約1時間前には引き上げました。
キャンパス内のあちこちに、大学の職員の方や工事業者のお兄さん、おじさんたち、犬の散歩に来ていた近所の方々などが、日食を見たり写真におさめたりしていました。
朝の30分ほどの時間でしたが、なかなか楽しいひとときを過ごすことができました。