2012年5月22日火曜日

日食だった日 - 2012/05/21

2012年5月21日(月)朝、金環日食がありました。
九州から関東にかけて、日本列島を横断するように・・・

仙台は惜しくも金環食を見ることができるベルト地帯から少し外れていたので、部分日食ということになりました。それでも太陽の9割以上が月に隠されるというので、少し期待していました。

朝6時23分から欠け始め、7時40分に最大食分0.929、そして9時09分に終了・・・という感じ。

天気は快晴というわけではなかったけれど、まずまず。
朝7時ちょっと前に家を出て、自転車で片平へ出勤。

カメラを手に、東北大片平キャンパス内をうろうろしながら、撮影ポイントを探しました。
日食を直接見るためのめがねはもちろん、太陽撮影用のND(減光)フィルターなんかも売っていたようですが、そのようなグッズはまったく準備していなかったので、直接太陽を見ずに日食を楽しむ作戦を練りました。

厚紙か何かにピンホールを開けて、地面に投影して楽しむ・・・という手も考えましたが、その準備すら面倒、ということで「自然のピンホール」、つまり木漏れ日の形を楽しむことにしました。

これならまったく準備不要。ただ、いいポイントを探すだけ。

まずは、単純にアスファルトの道路。

E-5, ZD12-60; at 07:29
もっとも大きく欠ける時刻の10分ほど前です。場所は東北大学片平キャンパスの「さくらホール(旧片平グラウンドの一部)」「大学生協売店」「流体研」「多元研(旧選鉱製錬研究所、素材工学研究所)」に囲まれた路上から東門のほうを向いて。
写真奥の左手が流体研、右手が多元研、そして背後の右がさくらホール、左が大学生協片平売店です。

木漏れ日の、光のスポットひとつひとつが大きく欠けた太陽の形を投影しています。
これは意外と楽しめそう。

片平さくらホールの玄関前に移動です。
玄関前には桜の木があり、朝はちょうどその桜の木を通して木漏れ日が当たります。絶好のコンディションです。

E-5, ZD12-60; at 7:39
ちょうどいちばん欠けたころです。
建物の壁に当たる木漏れ日が、みな欠けた太陽の形をしています。

E-5, ZD12-60; at 7:40
なかなかイイ感じですね。

E-5, ZD12-60; at 7:43
このときの空模様はこんな感じでした。まずまずの天気です。

E-5, ZD12-60; at 7:44
せっかく5月の日食なので、この時期らしいアイテムを・・・
ということで、ツツジの花と欠けた太陽の木漏れ日です。

E-5, ZD12-60; at 7:45
これは5月ならではの日食写真ではないでしょうか。
また少し、片平キャンパス内を歩いてみます。ふと、芝生の上に・・・

E-5, ZD12-60; at 7:48
ハトがうずくまっていました。
近づいても逃げません。
日食となにか関係があるのでしょうか?

E-5, ZD12-60; at 7:49
大きく欠けた日の光に照らされたツツジの花、その影にクモが隠れて(?)います。
日食を避けて?・・・それは考えすぎでしょうが。

E-5, ZD12-60; at 7:50
これは大きく欠けた日の光を透かして見たツツジの花。日食の太陽、と断り書きしないとわかりませんね。

このあと、8時ちょっと過ぎくらいまでカメラ片手にうろうろと歩き回り、まだ太陽は欠けていましたが完全に戻る約1時間前には引き上げました。

キャンパス内のあちこちに、大学の職員の方や工事業者のお兄さん、おじさんたち、犬の散歩に来ていた近所の方々などが、日食を見たり写真におさめたりしていました。

朝の30分ほどの時間でしたが、なかなか楽しいひとときを過ごすことができました。

2012年5月18日金曜日

週末は青葉まつり

今日、2012年5月18日(金)は朝から雨模様でした。
JRで出勤、あまり濡れたくないので、ハピナ名掛丁クリスロードマーブルロードおおまちぶらんどーむ一番町、そしてサンモール一番町と、アーケード街を渡り歩いて片平へ。

週末は青葉まつりです。
去年は震災のため中止になったので、2年ぶりの開催。

一番町のアーケード内には、山鉾が置いてありました。



天気は週末には回復するようなので、まつりも盛り上がることでしょう。

アーケードを出ると、もとスポーツ用品店のサイカワだったビル(いまは文房具屋Office 24が入っています)が南町通り越しの正面に。



そして傘をさしてさらに南下。うなぎの開盛庵の前を通り、五橋通りの信号に出ます。


信号を渡った左手は「アキババッジ」(写真ではほとんど切れてますが)。
信号を渡ります。


道路の向こう側には、もと床屋だった洋服・雑貨屋、飲み屋、インディアンビレッジ、そして去年オープンした新しい北門食堂です。
奥には東北大学片平キャンパスの北門があります。


かつて、「門」がちゃんとあった北門ですが、いまはありません。
昔の北門をご存知の方は、ガラリと変わった姿にびっくりするのではないでしょうか。
写真の建物は、もと東北帝国大学工学部金属工学教室だったもので、大正13年に建てられたそうです。でも、じつは現在、残っているのは手前の壁だけで、中身(壁の後ろ側)は去年新しく建てられたのです。



北門を入って左側、メタセコイアの並木があります。
これは、西澤恭介名誉教授ご退官の記念として昭和31年に植えられたとのこと。

メタセコイア(あけぼの杉)は、昭和20年に中国四川省で「生きた化石植物」として発見され、アメリカで育てられた苗が昭和25年に100本、日本に送られたそうです。

仙台には3本が送られ、うち2本が(このブログではおなじみ)旧理学部生物学教室の庭にあるそうで、この並木はその原株から挿し木として育てられたものとのことです。


道の右側には松並木があります。
左側に見えているのは、去年建てられたインテグレーション教育研究棟です。

道をさらに歩いて行くと、本部前中央広場には定点観測をしていた桜の木があります。
今はすっかり花も終わって葉が茂り、サクランボができていました。







2012年5月8日火曜日

瑞鳳寺周辺 -2012/04/23

瑞鳳殿の臥龍梅(がりょうばい)を見に行った4月23日、その麓にある瑞鳳寺では、モミジがきれいでした。

E-5, ZD 14-42mm F3.5-5.6
この右手にはきれいな椿の花。

E-5, OM 50mm F1.8
淡いピンク色です。
雨の合間、しっとり濡れたたたずまいは、何ともいえない風情を感じさせました。

瑞鳳殿の花たち -2012/04/23

2012年4月23日、この日の仙台は
朝少し雨が降り、昼前にいったん止んだと思ったら午後また降り出した・・・
というような天気でした。

その、雨の合間に
昼食後のお散歩がてら、久しぶりに瑞鳳殿へ行ってみました。

瑞鳳殿といえば、云わずと知れた伊達家三代の御廟があるところです。「るーぷる仙台」のコースにもなっている有名な観光スポットです。

・・・しかし、私にはそちらよりも、その敷地内のさまざまな植物たちのほうに魅力を感じます。
今回は、ちょっと時期は遅めかな・・・という感じですが臥龍梅(がりょうばい)がターゲット。

このブログでも何度か紹介しましたが、仙台市内とその周辺には何カ所か臥龍梅が見られる場所があります。
私にとってのお馴染みさんは、西公園・桜岡大神宮横の臥龍梅、そして片平公園の臥龍梅です。

しかし、肝心かなめの「瑞鳳殿の臥龍梅」をすっかり忘れておりました。
そこで今回急遽カメラ片手に出向いたわけですが、じつはこの臥龍梅、観覧料金550円を払わないと見に行けないんです。もちろん支払いましたよ、瑞鳳殿の観覧目的でなく臥龍梅を見るためだけに・・・

瑞鳳殿に上がる前に、瑞鳳寺を通ります
お寺の門の前には葉が出たばかりのモミジが雨に濡れてしっとりとみずみずしくきれいでした。
少し上がると、椿の花。

そして、瑞鳳殿への入り口へ向かって左へ折れ、石段を上がっていきます・・・
と、右手に見慣れたものが。

E-5, OM 50mm F1.8
なんと、石垣の上にエンレイソウが花を咲かせているではないですか。
こんなところでこんなものが見られるなんて・・・
(ネコノメソウもばっちりいました)

さて、拝観料550円を払って中へ。
左手の門を入って石段の上を見上げると・・・ありました。
E-5, OM 50mm F1.8
全貌はこんな感じです。
E-5, OM 50mm F1.8
ちょっと残念なのは、左側後方の建物が歴史的建造物でも何でもなく、トイレだということです・・・


よく出かける、西公園や片平公園の臥龍梅は、なかなかよい背景がなかったのですが、ここ瑞鳳殿の臥龍梅はさすが!絵になります。

E-5, OM 50mm F1.8
5月の連休前半には桜も満開となり、かなりの見応えだったようですが、残念ながらそちらは見逃しました。
またいつか、見に来たいと思います。

2012年5月4日金曜日

東北大片平キャンパスの新緑モミジ -2012/05/04

東北大学片平キャンパスにはたくさんの建物がありますが、東門を入ってすぐ左手には旧東北帝国大学工学部の古い建物があります。今は東北大学多元物質科学研究所の建物になってますが。

その正面玄関脇に、ちょっと気に入っているモミジの木があります。

E-5, ZD12-60
実は、自転車で出勤してくるときにはたいてい東門(上の写真では左手奥にあります)から入ってくるので、この木はいつも目にしています。

春になって、葉が出てきたこのモミジ、朝の光の中で見るとそれはそれはきれいなのです。
今日はちょっとあいにくの天気なのでイマイチですが。

まだ雨は降っていなかったので、今のうち!
買い物ついでにOLYMPUS E-5とZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDレンズ、そしてモミジの葉をきれいに撮るためにRICOH XR RIKENONレンズ2本(50mm F2L135mm F2.8)をバッグに入れて出ました。

ZDズームレンズで2,3枚撮ったあと、さて本命の135mm F2.8!
装着してファインダーを覗くと・・・ん?・・・あっ!

E-5, RIKENON 135mm F2.8


このレンズ、1.5メートルまでしか被写体に寄ることができないのです。すっかり忘れていました。
K接写リングをレンズとボディの間に入れれば、グッと寄ることができるのですが一式置いてきてしまった・・・

もっと花や葉のディテールをアップで、と思っていたのですが、これは大誤算でした。
失意の中、結局この一枚だけ撮って、即RIKENON 50mmレンズに交換。

そしてそこでも誤算が。
RIKENONの50mm F2レンズは2本持っている(F2とF2L)のですが、実はこの2本、最短撮影距離が違っていて、今回持ち出したF2Lのほうは60センチ、もうひとつのF2は45センチまで寄れたのになぜこちらを持ってきてしまったのか・・・

それでも何枚か撮りました。
いくつかご披露します。

E-5, RIKENON 50mm F2L

E-5, RIKENON 50mm F2L


枝、葉の下には赤い小さな花がたくさんついています。
花のアップも狙いたかったのですが、どうしても近くに寄ることができない・・・無念です。


E-5, RIKENON 50mm F2L

ときどき赤く縁取られた葉があります。たぶんこれは、まだ葉を出して間もないものなのではないかと思っているのですが。

E-5, RIKENON 50mm F2L

木の下から見上げてみました。

モミジの新緑も、いろいろレンズを換えてみたりしてしばらく追いかけてみたいと思います。

2012年5月3日木曜日

桜の木定点観測にチャレンジ(11)最終回 -2012/05/02




連休の合間の平日、5月2日です。
もうすっかり花は散ってしまいました。

この写真も、RICOH GXRで気合いも入れず撮ったものです。
この日で定点観測は終了。

あとは少し残っているしだれ桜や、花が終わった後に実ができるまでの追跡くらいですね。
半月強の定点観測、前々からやってみたかったので、夢が叶って楽しかったです。

またチャレンジしてみたいです。

バックナンバー
定点観測(1) -2012/04/14
定点観測(2) -2012/04/15
定点観測(3) -2012/04/16
定点観測(4) -2012/04/17
定点観測(5) -2012/04/18
定点観測(6) -2012/04/19
定点観測(7) -2012/04/21
定点観測(8) -2012/04/23
定点観測(9) -2012/04/26
定点観測(10) -2012/04/29

桜の木定点観測にチャレンジ(10) -2012/04/29




26日からの雨ですっかり散ってしまいました。
まだしだれ桜など、花が残っている木もありますが。

今回の写真は
OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
で撮りました。
ようやく修理から戻ってきたレンズ、盛りの時期には間に合いませんでしたが、連休前に戻ってきて良かったです。

良覺院丁公園のボケの花 -2012/04/26

昼食後、少しお散歩しました。お供はRICOH GXR。
緑水庵の横を通り、良覺院丁公園の南側に出ると、公衆トイレの前の紅白ボケの花が咲き始めていました。


天気もあまり良くなくて、カメラも勝手の悪いGXR。
良いショットに恵まれませんでしたが、とりあえず一枚。

手前は白いボケの花、バックに赤いボケとピンクのしだれ桜がフレームインしています。

このボケの木は、五ッ橋通りに面しており、歩道を歩いていると目に飛び込んできます。すぐ脇には立派なヤツデもあります。 植えられて手入れの行き届いた植木達のあしもとには、オオイヌノフグリやタネツケバナなどの野草も花をつけたりして、春は結構楽しめるスポットです。

桜の木定点観測にチャレンジ(9) -2012/04/26




定点観測開始直後は寂しい光景だったのが、一気に華やかになっていますね。
23日の定点観測後、24日、25日の2日間は東京へ出張していたため3日ぶりの定点観測です。



まさに満開。
出勤時、朝8時半頃なので花見をする人もなく、じっくり撮ることができました。


片平さくらホールと道路を挟んで向かい側、旧東北帝国大学工学部の角に枝を広げる桜の木です。「いままさに」という感じですね。

この日、4月26日は私たちの研究室の花見が予定されていたのですが、午後から雨模様となってしまい、結局野外では花見できず建物の中から窓越しに眺めることとなってしまいました。




桜の木定点観測にチャレンジ(8) -2012/04/23




一気に花が開きました。
1枚目の写真には、ちゃっかり場所取りしているブルーシートが写っています。
2枚目の写真の桜の木を、もう少し近くから見てみました。


片平さくらホールの玄関前から、頭上に覆い被さる桜の枝を見上げてみました。

ついでに、もう一枚。


旧東北帝国大学工学部、その後東北大学選鉱製錬研究所、素材工学研究所、そして現在多元物質科学研究所素材工学研究棟一号館となっている、古い建物の前にずらっと並んで咲く桜の木々です。

今回も、撮影は
OLYMPUS E-5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
です。

東北大学片平キャンパス北門付近の風景 -2012/04/23


仙台市内、一番丁のサンモール商店街から南へずっと歩いて行くと、東北大学片平キャンパスの北門にぶつかります。

かつては古めかしいゲートがあった北門ですが、今はゲートはおろか門柱すらもないようなモダンな門となっています。

正面に、幹のくねった桜の木があります。上のほうの枝にだけ花がついています。
左手にはあけぼの杉(メタセコイヤ)の並木、正面奥には黒松並木があります。

いま定点観測している桜エリアは、黒松並木の右側と、さらに奥へ進んだところにあるさくらホール前です。

右手後方には、北門食堂がありますが、去年建て替えられてモダンなレストランのようになりました。しかし残念ながら、メニュー内容は学生達には不評のようです。

【後日追記】
新しい北門食堂の話題は後日の記事で取り上げました。
よろしかったらそちらも御覧下さい。

桜の木定点観測にチャレンジ(7) -2012/04/21




前回の定点観測から2日後の朝です。
遠目にも確実に花が咲き始めたことが確認できます。

撮影はRICOH GXRにて。

桜の木定点観測にチャレンジ(6) -2012/04/19




前日とほとんど変化がないように見えますが、じつは前日(18日)、仙台に桜の開花宣言が出ていました。
花に近づいてみると、


やっぱり咲き始めています。

これらの写真は、OLYMPUS E-5ボディにOLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6レンズをつけて撮ったものです。

なぜこのレンズかというと・・・
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDレンズは、AF動作不調のため修理に出されていたのでした。