有名なのは、片平キャンパス北門を入ってすぐのところにある並木ですが、実は同じ片平キャンパス内に、仙台市の保存樹木に指定されたメタセコイアの木があります。
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RICOH GXR, R0013302 |
昭和50年に保存樹木に指定されているのですが、その時点で27年経っていたとすれば昭和23年ということになります。
しかし、メタセコイアの木は生きた化石ともいわれ、中国で発見されたのが昭和20年、アメリカで育てられて日本に送られたのが昭和25年だったといいますから、それでは計算が合いません。
この「保存樹木」の札が立てられたときの樹齢なのでしょう。でもそれがいつかは分かりません。
でも、この片平キャンパス内だけでも、すくなくとも立派な並木が2、3カ所にあるにもかかわらず、一本ぽつんと立っているこの木が指定されているところをみると、おそらくこの木はアメリカから日本にやってきた3本の木のうちの1本なのではないかと思われます。
ここは放送大学宮城学習センター、すなわち東北帝国大学理学部生物学教室があった場所です。たぶんまちがいないでしょう。
さて、前置きが長くなってしまって肝心の木の写真がまだでした。
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RICOH GXR, R0013304 |
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RICOH GXR, R0013303 |
この木は一本で立っているので、枝はカットされることなくのびのびとひろがっています。