仙台高等裁判所は、もと仙台藩家老の原田甲斐邸があった場所で、アジサイや桜などが花の季節にはみごとだったりします。
しかし、私にとっては石垣の石の間から顔を出すタネツケバナやカタバミなどの野草(俗にいう「雑草」ですが、なんとなくそう呼びたくないですね)のほうが、ずっと写欲のわく被写体です。
そんな中、この石垣の石の間にスミレがいるのを昨年(2012年)の夏に見つけました。
そのときはすでに花が終わり、実も熟して爆ぜ、タネを飛ばしたあとの状態だったわけですが。
そのスミレに、この寒い冬の時期というのになぜか、実がついているのを見つけました。
OLYMPUS XZ-2, P1130243 |
OLYMPUS E-5 + XR RIKENON 50mm F2L, P1130980 |
こんな真冬にどうして・・・
答えは、自己受粉。
虫を誘う花ではなく、開かない花「閉鎖花」をつけます。そしてその花の中で、自分で自分に受粉するわけです。
この実がどのようになっていくのか、ちょっと楽しみです。
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