2013年5月25日土曜日

西公園、桜岡大神宮境内の赤いアセビ -2013/03/20

今日は2013年5月25日・・・
なかなか記事の日付が現在に追いつかず、焦ってしまいます。

今回は3月20日の話題。
お昼のお散歩で、少し脚を伸ばして西公園方面へ行ったときのことです。

ちなみに・・・
仙台市西公園(桜ヶ岡公園)は、仙台市青葉区、仙台市街の西の端にあり、さらに西に流れる広瀬川の向こう側が青葉城址。
仙台市のホームページに情報が載っていますが、 少々古いです。
交番はかつて角にありましたが、この下を地下鉄東西線が通ることになり、すこし北に移動しています。
桜岡大神宮の南側にたくさん植えられていた桜の木はほとんどなくなってしまいました。
学生時代ここで花見コンパをやった思い出があるので、なんとも残念ですが・・・
毎年、東北大学「うごく会」が7月1日のプール開きで一番乗り!とニュースになっていた西公園プールも、今はありません。
「野球場」と書かれている場所も、芝生が植えられ公園になりました。
今では花見イベントで、提灯が下がったり出店が出たりする場所になっています。

さて、桜岡大神宮はむかしと変わらず同じたたずまい。その鳥居をくぐると橋が架かった池があります。その畔にはかつてサラサドウダンが植えてあり、2年前の5月にはきれいな花を見ることができました。

2011/05/19楽天家日記ブログ記事より

しかしいまでは、その同じ場所にはサラサドウダンの姿はありません。そのかわり(?)

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 アセビがいました。
赤いつぼみがどっさりついています。

E-5, P3201418
 開いている花はありませんでしたが・・・

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 「もうすぐ」という感じの膨らんだつぼみも。
咲くのはもう少しあとです。

2013年5月6日月曜日

石垣のあいだからヒメオドリコソウ -2013/03/18

このところすっかり定番になった、「お散歩コースに石垣」。

今回も、やはり仙台高等裁判所の石垣が舞台です。

OLYMPUS XZ-2, P3181079
 石垣のせまい隙間から、必死に顔を出して花を咲かせ「虫よ来い!」と花を突き出しているようにも見えます。

OLYMPUS XZ-2, P3181078
こんな場所でも、タネが落ちてしまったからには文句は言えません。
頑張って日が当たる外まで茎を伸ばし、葉を拡げて花を咲かせるしかないのです。

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 これから開く花のつぼみもありました。

ヒメオドリコソウ、早春から春にかけて、どこにでも生えている代表的な雑草です。
あまりにありふれすぎていて、かえって人から顧みられることはあまりないかもしれませんが、こうして石垣のあいだから必死に花を咲かせている姿を見ると、立ち止まってじっくり観察してみたくなってしまいます。(私だけかもしれませんが)

東北大学正門 -2013/03/19

東北大学片平キャンパスの顔といえば・・・残念ながら一番町通りを南下してきて最初に目にする、「北門」でしょう。

でも、由緒正しい東北大学の玄関は、なんといってもキャンパスの西側にある「正門」です。

3月下旬のこの日、いつも出入りしている正門を、あらためてじっくり見ることに。

RICOH GXR + S10, R0014367
門の内側右手には、仙台市の保存樹木となっている大イチョウの木があります。写真に見えている建物は、大学院生命科学研究科の新しい研究棟です。

数年前の写真には写ってませんでした。

RICOH GXR + S10, R0014368
門柱には、歴史を感じさせる「東北大學」の文字が刻まれています。
キャンパスの中を覗いてみると、門柱に隠れている生命科学研究科研究棟の向こう側に、フェンスで囲まれた工事中の建物があります。

旧東北帝国大学附属図書館、現在は東北大学史料館となっている古い建物です。
史料館のWebページには、東北大学関係の古い写真アーカイブがあります。そのなかの一枚を見ると・・・(こちら

今、生命科学研究科の建物が建っている場所には、かつて文学部があったようです。
それにしても、この片平キャンパスは、どんどん新しい建物が建って、モダンな雰囲気が強くなってきましたが、逆に歴史を感じさせる建物が少なくなり、残った建物もどんどん新しい建物の陰に隠れてしまっていて、はたしてこれで良いのかどうか疑問を感じてしまいます。

石垣のタネツケバナ -2013/03/15

先の記事で紹介した、「石垣のあいだから花を咲かせるタネツケバナ」ですが、その後雪が降ったり、また暖かくなったり天気の変化が激しい日々が続き、そして一週間後。

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 石垣のタネツケバナはどんどん花を咲かせて、この写真のようにもうすでにたくさん実をつけたものもちらほらと。

この実、熟すとパチンとはじけてタネをまき散らします。
こんな石垣のあいだでは、うまく着地させることは至難の業と思います。地面に落ちても舗装した歩道の上では発芽は困難、なんとか石垣のキワの土の上に着地できれば育つことも可能でしょうが・・・それにしても、どうやってこんなにたくさんのタネツケバナが石垣のあいだに育つことが可能となるのか?

虫が運んでくれるのでしょうか?
広い野原や土の上なら「タネまきちらし作戦」も有効でしょうが、このように石垣のあいだの限られた場所にうまく落とす必要があるような環境では、たとえ大量のタネをつくることができるとしても、なかなか過酷な条件なのではないか、とおもわず気遣ってしまいます。

緑水庵の真っ赤なサザンカ 2013/03/15

冬から初春の時期、仙台の街では至る所でサザンカの花を目にすることができます。
でも、交通量の多い道路沿いではホコリや排気ガス(?)で汚れてしまっていて、あまりカメラを取り出してレンズを向ける意欲がわくような「フォトジェニック」なサザンカに出会うことは難しいです。

その点、青葉区にある茶室庭園・緑水庵の正門前のサザンカは、ロケーションも表通りから中へ入った裏通りに面していて、人通りも少なく絶好です。

3月半ばのこの日も、お昼のお散歩コースとして前を通りかかったときに、鮮やかな赤い花を見つけました。

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 つやのある葉も、こんなに地面に近いのに砂埃などがついてません。
ここを通ったときに、きれいなサザンカの花に出会えると、ちょっと得した気分になります。

瑞鳳寺訪問 -2013/03/12

3月中旬、いつものお散歩コースからちょっと脚を伸ばして、霊屋(おたまや)方面まで行ってみました。
伊達政宗公の廟所、瑞鳳(ずいほう)殿に上がる坂の途中に瑞鳳寺があります。

まず、バス停があるふもとから坂になる手前、右手を見ると、たしか古い団地みたいな集合住宅があった場所が・・・

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ぐるりと白い板で覆われています。これはいったい何事か?

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震災復興事業の一環として、古い建物を壊して新しい公営住宅を建てる、ということなんですね。
震災からまるまる2年、まだこんな段階なのかとあらためて考えさせられます。

さて、ここから坂の勾配がきつくなり、左手に瑞鳳寺の門が見えてきます。
この瑞鳳寺、これまでも

2012年4月23日
2012年7月21日

に訪ねたときの様子を、このブログで紹介しました。

今回は、門を入って正面にある本堂、その左手に見つけた目立たない看板、これがスタートとなります。

OLYMPUS XZ-2, P3121015
 文字がとても読みにくいですが、
「茶室 瑞新軒 この奥 瑞鳳寺」
と書いてあります。

なんと、茶室がこの奥に?
何回かここには来てますが、そんなことぜんぜん知りませんでした。

本堂横をぐるっと回ってみます。すると、

OLYMPUS XZ-2, P3121011
仙台市の保存樹木になっているヒガンザクラがどーんと一本。
残念ながら時期が早くて花はありませんでしたが、ヒガンザクラといえばソメイヨシノより少し早い時期に咲く桜ということだそうです。
いちど咲いているところを見てみたいものです。

さて、そのヒガンザクラの向こう側に、目指す茶室があるのでしょう。期待が膨らみます。
・・・!

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あった!・・・けれど、かなり痛んでいるような。

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ちょっと壊れてたりして。
これも震災で・・・?

今、茶室として使われているのか?と思ったら、東北大学学友会茶道部がときどきここでお茶会を開いているそうです。

片平丁通りの石垣で -2013/03/08

「片平丁通り」とは、平成12年から14年にわたって実施された仙台市の「歴史的町名等活用推進事業」によって命名された歴史的町名活用路線の名称だそうです。

正式には、SEIYU五橋店と東北学院大学土樋キャンパスに挟まれた「南六軒丁通り」が折れ曲がったあたりから、青葉消防署とコンビニエンスストア・ミニストップがある交差点までの区間です。

私が散歩コースにしているのは主に、東北大学正門から消防署までの北半分の区間です。
消防署の手前には、仙台高等裁判所があり、その手前に片平丁小学校があります。

裁判所はもと伊達家重臣、原田甲斐邸のあとで、この片平丁通り側はなんとなく武家屋敷の庭風な雰囲気がかすかに残っているような気がします。その大きな要因は、道路に面して続く石垣です。

現代風の形と大きさをそろえた無機質な石垣と違って、ここの石垣と東北大学金属材料研究所の石垣は、昔の武家屋敷だったときの姿を残しているとのことで、その隙間から顔を出す四季折々の雑草たちも、なんだかほかと違って風情があるように思えます。

3月初旬のある日、それまで寒くて彩りのなかった石垣のあいだにぽつんとひとつ、白い点が目にとまりました。

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これはタネツケバナの花です。
地面から生えているのとはまた違った雰囲気があります。

向こうに見えているのは片平丁小学校前のバス停。裁判所の南の端ちかくの場所です。

この、片平丁通りの北の端、裁判所のあたりは、通りの向かい側が開けていて日当たりがとても良いので、春の花が咲き始める時期も、ほかの場所より少し早めのように感じます。

このような写真を撮るとき、石垣のそばに座り込んでもたれかかったりしているので、ときどき具合が悪いのと勘違いされ「大丈夫ですか?」などと声をかけられることもあります。
そうでなくても、「なにか珍しい花なんですか?」と尋ねられることもあり、「ただの雑草です。どこにでもあります」とはなかなか答えづらいです。
たまに、雑草話で盛り上がるときもありますが・・・

「虫食い穴が空いた葉っぱ」や「枯れ花、タネを出したあとの実」などのプチ・マイブームがあり、それぞれ時期が来ると撮影対象に浮上してきますが、この「石垣雑草」も強力なマイブーム・アイテムに成長しそうです。

道場小路 -2013/03/07

全国的にも有名な、仙台市青葉区を南北に走る「一番町通り」。
北は定禅寺通りから南は南町通りまで続くアーケード街は、七夕祭りなどで賑わいます。

その南の端でアーケードが終わった後、南町通りを渡るとそこは「一番町1丁目」。一番町は五橋通りの信号を渡り、東北大学片平キャンパスの北門手前まで続きます。この北門手前を東西に走る細い一方通行路は「弾正横丁」です。
弾正(だんじょう)というのは、岩出山伊達氏の当主が代々名乗ることになっていた名だそうです。このあたりに伊達弾正のお屋敷があったからだとか。くわしくはこちらに載ってます。

さて、五橋通りから弾正横丁までの数百メートル、とても短い区間に建てられている街灯には「道場小路」と書かれています。

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この写真ではちょっと見にくいですね。街灯の部分をアップでもう一度。





「道場小路」という呼び名の由来は、この地にあった松林左馬之助(さまのすけ)、別名松林蝙也斎(へんやさい)の道場からきています。

松林蝙也斎は、Wikipediaにも項目があるほどの 有名な武芸者。峰隆一郎さんの「蝙蝠の剣」という小説なんかもあるんですねえ。知りませんでした。三代将軍、徳川家光に技を披露したときに、「身の軽きこと蝙蝠(こうもり)のごとし」と絶賛されて、「以後蝙也斎と名乗るべし」といわれたとか。将軍が名付けたのですね。

写真を撮った日は3月のあたまでしたので、まだ寒々とした冬のような景色です。