北は定禅寺通りから南は南町通りまで続くアーケード街は、七夕祭りなどで賑わいます。
その南の端でアーケードが終わった後、南町通りを渡るとそこは「一番町1丁目」。一番町は五橋通りの信号を渡り、東北大学片平キャンパスの北門手前まで続きます。この北門手前を東西に走る細い一方通行路は「弾正横丁」です。
弾正(だんじょう)というのは、岩出山伊達氏の当主が代々名乗ることになっていた名だそうです。このあたりに伊達弾正のお屋敷があったからだとか。くわしくはこちらに載ってます。
さて、五橋通りから弾正横丁までの数百メートル、とても短い区間に建てられている街灯には「道場小路」と書かれています。
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「道場小路」という呼び名の由来は、この地にあった松林左馬之助(さまのすけ)、別名松林蝙也斎(へんやさい)の道場からきています。
松林蝙也斎は、Wikipediaにも項目があるほどの 有名な武芸者。峰隆一郎さんの「蝙蝠の剣」という小説なんかもあるんですねえ。知りませんでした。三代将軍、徳川家光に技を披露したときに、「身の軽きこと蝙蝠(こうもり)のごとし」と絶賛されて、「以後蝙也斎と名乗るべし」といわれたとか。将軍が名付けたのですね。
写真を撮った日は3月のあたまでしたので、まだ寒々とした冬のような景色です。
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