2011年8月30日火曜日

旧東北帝国大学理学部のセンニンソウ -2011/08/30

今日は久しぶりに、片平をお散歩しました。
といっても、お医者さんに「ウオーキングは運動にならない!自転車ならよい」と言われたので、自転車でその辺を走り回るというスタイルに。

放送大学教育センター、東北大学金属材料研究所、東北大学片平会館に囲まれた、ちょっといい植え込みコーナーで白い花を発見。
ここは、もと東北大学理学部の生物学標本園があったところです。

E-420, P8306395
OLYMPUS E-420
RICOH XR RIKENON 50mm F2L

大きな木に蔓がからまっています。

E-420, P8306345
これはセンニンソウという花のようです。
実は先日、青葉の森でこれとよく似た花を撮ったのですが、そちらは「ボタンヅル」。葉の形が違うのです。

さて、このセンニンソウをRIKENONの超接近撮影で狙います。

E-420, P8306390
PENTAXの延長リング(No.3, 28.5mm)をつけ、絞り開放です。
やわらかいボケ味がいいです。
評論家が見れば、「収差も強くて描写が甘い。数段絞らないと実用にならない」とかコメントされてしまいそうですが、私はこの味がとても好きです。

しかし
この構図でF4まで絞ると・・・

E-420, P8306394
評論家も納得のシャープな写りに。

さらにF8まで絞って内蔵フラッシュを焚けば、

E-420, P8306389
もう、デジタルレンズに引けを取らない写りになります。
・・・でも、これではせっかくこのレンズを使ったうまみが無くなってしまいます。

本日もっともクローズアップした写真がこちら。

E-420, P8306366
延長リングをつけた上に逆付けし、絞りを開放にしてみました。
やはりこのようなシチュエーションが、このレンズの持ち味をいちばん発揮するのでしょう。

しかし、ほんの10~20分いただけでしたが、かなり蚊に刺されました・・・

2011年8月16日火曜日

2011/07/07(Thu)~タチアオイの花

タチアオイといえば、初夏からどこにでも当たり前のように咲いていて、いまいちありがたみがない(というとタチアオイに失礼かも)のですが、意外とじっくり眺めることもなかったなあ、ということで、少し腰を据えて迫ってみようと思いました。

東北大学片平キャンパスの、生命化学研究科裏にあるゴミ捨て場に咲いていたタチアオイです。
もう少し品の良い場所に咲いているものでも良かったのですが、撮ろうと思い立ったのがこれだったので・・・

この日はOLYMPUS E-420ボディにOLYMPUS OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8レンズ一本で出かけました。
フォーサーズのE-420では、50mmレンズはライカ判で100mm中望遠レンズ相当の画角になります。ですので、大きなタチアオイの全身をフレームに入れるのは難しいので、あたまの一部だけが精一杯です。

E-420, P7075721

E-420, P7075728
こういう大きくてヒラヒラした花の撮影は苦手です。
ピントをどこに持っていくか、という難しさもありますが、なにしろ背が高いので風でゆらゆら揺れるのでレリーズのタイミングも難しいです。

ピントの狙いはオーソドックスに、真ん中のめしべあたり。
赤い花とピンクの花に迫ってみます。

E-420, P7075713
この花は、しべに花粉がたっぷりですね。別の花ではどうでしょうか。

E-420, P7075709
ちょっと花粉が落ちて、先のほうの細い刷毛みたいな毛が見えています。

E-420, P7075738
こちらのピンクの花では、もうほとんど花粉が残っていません。

・・・花粉がたっぷりついていた、ということはこれはおしべ?するとめしべはどこに?
花の作りが謎です。

2011/07/07(Thu)~東北大金研裏のヒメヒオウギズイセン(?)

ずいぶんと間が空いてしまいましたが、前回の記事の翌日、7月7日のお散歩について。
この日は、東北大学正門から出て片平丁小学校方面へ歩きました。

実は、正門を出る前にタチアオイの花をアップで観察していたのですが、それはまた機会がありましたらのちほど投稿したいと思います。

さらに行って、小林記念園のアジサイをアップでしつこく撮影しました。(これも機会があればのちほど)

信号を渡って、東北大学金属材料研究所(金研)の低温センター裏の土手をみると、なにやらきれいなオレンジ色の花が目に止まりました。
ちなみに、この土手は少し前にはみごとにシャガが咲いていました。

4枚ほど写真におさめたのですが、どれもピンぼけ・・・
最後の一枚が辛うじてWEBに小さくアップくらいには堪えられそうなので、アップします。

E-420, P7075778
ずっと名前がわからなかったのですが、たまたま別のWEBサイトを見ていて「お、これは!」となった次第です。

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)は、名前をそのまま読めば「小さいヒオウギズイセン」ということになりますが、アヤメ科のヒオウギズイセンとヒメトウショウブとの交配種だそうです。
洋名はモントブレチア、あるいはクロコスミアというそうで、もともと欧州でつくられ、帰化したものとのこと。

今シーズンはおそらく、この一枚きりになってしまいそうですが、来年はもう少し気合いを入れてたくさん撮りたいと思います。