2012年4月14日土曜日

良覺院丁公園の草花、馬上蛎崎神社のサザンカ -2012/04/09

4月9日(月)、お昼のお散歩で
良覺院丁公園から馬上蛎崎(うばがみかきざき)神社の前を通り、片平に向かうコースを歩きました。
散歩のお供はOLYMPUS E-5にRICOH XR RIKENON 50mm F2レンズのコンビ。

良覺院丁公園の南側は、歩道に面してひざの高さくらいの石垣があって、その上にはオオイヌノフグリやタネツケバナなど、小さな草花がいい具合の高さに生えています。

アップで写真を撮るには絶好の撮影スポットです。

この日撮影した写真のうち、いくつかご紹介しましょう。


ナズナ(いわゆるぺんぺん草)です。
ここは南向きで日当たりが良いので、撮影は比較的ラクです。
RIKENON 50mm F2で寄れるぎりぎりの距離(45センチ)まで寄って撮ったものです。
35mm(いわゆるライカ判、かつての一般的なフィルムカメラのサイズ)で換算して100mmの中望遠レンズということになりますが、45センチまで寄れるとなるとこれはちょっとしたマクロレンズですね。



タネツケバナ。
19mmの接写リングをレンズとボディの間に入れて、最近接距離45センチよりも大きく近づくことができるようにして撮ったものです。
レンズの絞りは上のナズナのときと同じF2.8にしていますが、ぐっと近づいたことによりピントを合わせた部分の前後が大きくボケています。
そしてこのボケには、RIKENONレンズ独特の濃厚さが出ます。
同じ50mmレンズでも、OM ZUIKOではもう少し軽くてソフトなボケになり、そのあたりはオールドレンズならではの「個性」なのでしょう。


オオイヌノフグリです。
バックの白っぽいものは石垣の石、右の前ボケはタネツケバナの花です。
明るいところで露出を多めにかける(露出オーバー気味にする)と、場合によってはこのようにRIKENONレンズにしてはやわらかめなタッチになります。
この写真でも、19mmの接写リングを入れています。


石垣の上で固まって咲いていたタネツケバナを、少し離れた所から「望遠レンズ風」に撮ってみました。
左側が歩道、右側が良覺院丁公園の中となります。

ここは日当たりが良いですが、高いマンションが近くにあるので、日が当たっている時間はけっこう短いです。

さて、良覺院丁公園の隣には、馬上蛎崎神社があります。とても小さな神社です。


鳥居をくぐって10~15メートルくらい行くと、かわいい狛犬を従えた小さな社殿。そして後ろにはビルが迫っています。
この、鳥居の左側にはきれいな赤い花を咲かせるサザンカがあります。
もう4月ともなれば、花のシーズンも終盤です。とくに狙っていたわけでもなかったので通り過ぎようとしたのですが・・・ちらっと見えた花の様子がちょっと違う気がしました。



おしべの先が黒くなっています。
花びらはまだ枯れていないのですが、ちょうど花粉を放出し切って、これからしおれていくまさにその直前の姿ではないでしょうか。
よく見ると、めしべにはまだツヤとみずみずしさがあります。


この花の手前には、もう少し進んだ段階の花のあと。
すっかり花びらもおしべもとれて、めしべもカラカラになってます。これから実になっていくのでしょう。

花盛りの時期のきれいな花も良いですが、終わったあとの花や枯れ花、実になっていく姿もまた別の良さがあります。


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