2012年8月6日月曜日

片平公園(片平市民センター)から広瀬川霊屋橋方面を望む -2012/08/05

GXR-S10, R0012257
2012年8月5日、仙台七夕祭りの前夜祭、花火大会の日です。
そんな日にもかかわらず(というか、そんな日であることをすっかり忘れて予約していた)、初めての成分献血をしに、「杜の都献血ルームAOBA」へ行きました。
(そのときの様子は別ブログで紹介しています)

献血を終えて、片平市民センターの公園へ。
上の写真のように、片平は西側に広瀬川が流れていて、その崖の上に開いた平地です。民俗学者、柳田国男が雑誌「歴史地理」に連載した「地名雑考」という論稿によれば、

「・・・日本人は最初から稲を栽培する民族である。神を祭るに必要なるミキとミケを始めとし出来る限りは自分も米の飯と酒とを食べた故に、必ず水田の近き所に邑落をつくることを要とした。語を換えて言はば、能ふ限り水の害を避けて、能ふ限り水の利に就くには、近く平野に臨める丘陵の傾斜地、即ち片平の地を求めねばならなかったのである。」

つまり、片平とは平野を臨む丘陵の傾斜地のこと、と。
いま「片平」と呼ばれている場所は平坦で、傾斜地という感じはあまりありませんが、霊屋橋に降りていく米ヶ袋のなだらかな坂を歩くと、なんとなく傾斜地とも感じられます。

斜面に茂っているのは萩、まだ少し花が残っていますがほとんどしおれて茶色くなってしまっています。
萩といえば秋のイメージ(くさかんむりに秋となっているくらいですから)ですが、ここの萩は7月に花が咲いているようなのです。
去年の7月にも、そのことに触れました。(記事はこちら

写真に写る橋は霊屋橋(おたまやばし)です。
対岸(霊屋下)方面から撮ったことはあります(この記事の2枚目の写真)が、片平側の崖上から撮ったアングルは初めてかもしれません。

この写真を撮った場所のもう少し右手に、少し小高くなった場所があり、その上に少し大きめの東屋があります。そこでは、近所の何組か、家族連れで陣取って楽しそうにワイワイやっていました。
この公園(通称片平公園)からは、七夕祭りの花火が見えますので、その準備かもしれません。

片平公園には、ほかにも臥龍梅(がりょうばい)や桜、サザンカなどが植えられていて、四季を通じてさまざまな花が楽しめます。

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